シナジス注射

シナジス注射とは

早産または未熟児で生まれた赤ちゃん、免疫不全、先天性心疾患、ダウン症候群の赤ちゃんを対象に、RSウイルス感染症の重症化を予防する注射です。毎年、RSウイルスが流行する時期に、感染した場合に重症化するのを防ぎます。

接種対象となる赤ちゃん

  • 在胎期間が28週以下の早産で、月齢12ヶ月以下の新生児及び乳児
  • 在胎期間が29週から35週の早産で、月齢6ヶ月以下の新生児及び乳児
  • 月齢24ヶ月以下で過去6ヶ月以内に気管支肺胃形成(BPD)の治療を受けた新生児及び乳幼児
  • 月齢24ヶ月以下で免疫不全がある新生児及び乳幼児
  • 月齢24ヶ月以下でダウン症候群の新生児及び乳幼児
  • 月齢24ヶ月以下で血行動態に異常がある先天性心疾患(CHD)の新生児及び乳幼児

RSウイルスとは

風邪の原因のひとつとなるのがRSウイルスです。特に、乳幼児が感染しやすく、2歳までの乳幼児が一度は感染するという統計があるほどです。RSウイルス感染症には治療薬がないため、先述した重症化するリスクの高いお子様にはシナジス注射で感染予防または重症化予防する必要があります。

シナジスの効果・ワクチンとの同時接種について

シナジスはワクチンではないため、その他のワクチン予防接種との調整は必要ありません。同時接種も理論上は可能ですが,お子さまの負担を考慮し当院では原則シナジスとワクチンの同時接種は行いません。シナジス注射の効果持続は1ヶ月ほどのため3-5週間おきに接種する必要があります。

接種実施期間

年によって接種時期が変わります。ホームページのお知らせをご確認ください。

予約方法

  • 当院で初めてのシナジスはお電話にて受け付けております。
  • できれば来院時には紹介状をご持参ください。(なくても接種は可能です)

※シナジス注射を受ける方は、母子手帳とシナジス注射の記録がある書類をご持参ください。

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